人生には乗り遅れたほうがいいことがあるかもしれない

週末の夜のテレビのニュースかワイドショーで、31日の夜の東京で若者がハロウィーンの仮装で盛り上がってる様子を伝えていたのをチラ見したのだけれど、渋谷ではこんなことになっていたとは知らなかった。みんな競って仮装してそれを大いに楽しんでいるようだ。

 


Halloween in Japan - Tokyo Costume Street Party ...

 

こんな仮装をして普段の渋谷を歩いたら、変なヤツだと笑われたり、怖がられたり、通報されたりするかもしれないが、自分としては誰もやってないときにこういうことをひとりでするほうが気持ちが前向きになれる。なので1日の夜にふと思いついて「カボチャンの歌」を作って映像にしてみた。 

 

カボチャンの歌(一日遅れのハロウィーン) - YouTube

 

YouTubeにアップしたのを見た小さい子(知り合いのお子さん)が、中に人が入っていると思ったらしく、こんなにジャンプしてすごいね!と感心してたらしい。確かにふなっしーなんてもんじゃなく、宇宙までビューンと飛んでいけるジャンプになっていることは誇れる。自分で人形を操作していてもカボチャンがぴょんぴょん跳ねるのがなかなかの快感だった。
 
この人形は昨年のハロウィーンの週に幼稚園に持っていって子どもたちに見せるために作ったのだけれど、10月26日のアーツ前橋のオープニングパレードでダンサーが手に持って踊る布に着けてもらったリボンの余りを紙粘土のかぼちゃにくっつけてオリジナルキャラ風に仕上げたものだ。
 
幼稚園に遊びにいってると園児に「段ボールを丸く切って!」とか「折り紙で手裏剣作って!」とかリクエストされることもある。手作業も好きなのでできる範囲で対応もする。俺ダンサーなんだけどまあいいか。っていうか、そもそも小さい子どもが日常生活の中で元気に動き回る、そんないきいきとした身体がわたしにとってはまさにダンスの表現であって、あんなふうに踊りたいなという思いがずっと前からある。そういう子どもの身体感覚に触れていると自分のダンスの感覚が研ぎすまされもする。幼稚園に遊びにいくと「ざくろ!」とか「ざくろさ~ん!」と大きな声でこちらに走り寄ってきてくれる子もいる。そんな子どもたちにわたしの心は踊らされる。子どもたもきっといっしょに心を踊らせてくれているだろうと想うとうれしい。
 
そもそもダンスをちゃんと始めたのは25才になってからだから、ダンスを始めるにしてはかなり遅い。もうかれこれ30年は踊っていることになるけれど、ここまで続けられているのは、遅く始めたからというのもあるかもしれない。その歩んできた道はほんとにゆっくりだったから、これからもマイペースで続けていくよ、どこかまで。