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アーツ前橋「表現の森 恊働としてのアート」は9月25日まで

 

9月になりましたね。アーツ前橋「表現の森 恊働としてのアート」は925日まで開催してますのでまだの方は一度足をお運びください。

 

「表現の森」の特設ページが開設されて、これから随時記事が掲載されていきます。「石坂亥士・山賀ざくろ×デイサービスえいめい」のプロジェクトは4月からのワークショップや724日にやったライブの様子などが既にアーカイブされています。

https://www.artsmaebashi.jp/FoE/projects/project01/

 

この7月のライブの写真では大勢のお客様でにぎやかですが、普段はあまり来場者がいないのでギャラリー全体がとても静かです。8月の週末に何度か亥士さんとギャラリーにいてみましたが、ときどきアート関係の人とおぼしき団体の方々がいらっしゃったりしましたが、一般の来場者は思ったより少なくて、来た人とはがんがんセッションするぞ!と気構えていたので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。来場者が少ない分、来た人と密なコミュニケーションができて、子どもとマンツーマンでセッションしたりは楽しくて、喜ばれてる感はあるんですけどね。

 

アリスの広場の展示ギャラリーには卓球台があって卓球ができたり、通常の展覧会のように静かに鑑賞をすることを強いられることはないので、もっと小中高生とかが来てくれていろいろと動き回って遊んでくれてもだいじょうぶなんですけどね。810日は休館日だったのですが、のぞみの家の子どもたち(小学生)の展示の鑑賞に合わせて亥士さんとわたしもギャラリーにいていっしょにセッションしました。最後はギャラリー全体を走り回ったり相当羽目を外したアクティビティへと展開していきましたが、めちゃくちゃ盛り上がりました。

 

でも普段の開催日には夏休み期間中に子どもの歓声とかがギャラリーに響き渡ることはなかったようで、リオオリンピックの期間中、日本の卓球の男女の選手のメダル獲得に刺激を受けて熱くなってアーツ前橋に卓球をしに来た前橋の卓球少年少女もいなかったようです。

 

ただ、820日の入場無料の日はとなりの元気21でキッズフェスタがあったのでその流れでたくさんの親子連れの来場者があったみたいですね。特に展示に興味はないけどとりあえず無料だがら入ってみたんでしょうかね。

 

わたしはこの日は開館から午後1時過ぎまでしかいられなくて、その後にどっと人が来たらしいですが、えいめいの展示では楽器に関する質問やワークショップはやらないのかとかの質問をする親御さんもいたようです。まあこうしてお年寄りの方とのプロジェクトにさほど関心がなくても、展示会場に入ってみれば何らかの興味を持ってもらえることもあるわけで、わたしとしても面識のある高校の吹奏楽部や演劇部の顧問の先生に生徒さんに遊びに来てくれるようにお願いはしてみたりはしてるんですけどね。アリスの広場のところはわたしにはとても素敵な舞台セットのように見えるので、ここのそれぞれの場所で複数の人がお芝居のエチュードをしたりダンスを踊ったりしているのを見てみたいという演出家的思考が頭をもたげています。

 

今回の展覧会はいわゆる一般的な美術作品の展示ではなく、社会的なテーマ性のある展示なので一般の人にはなじみにくいと思いますし、来場者が展示内容を読み解くには、じっくりと映像を見たり対象物に対して来場者自らズームインしないと理解が深まらないというのはあるかと思います。

 

そういう意味では取っつきにくい展示なんですけど、楽器をいじる、習字を書く、卓球をする、漫画を読む、空の写真を眺めながら武満徹翼を口ずさむ、まずはそんなことをしに来てもらい、ついでに展示会場をぐるっとひと巡りして何かを感じて持ち帰ってもらえればいいんですけどね。

 

アーツ前橋の監視員の方たち(全員女性)が手すきのときに数名でえいめいのギャラリーにある打楽器で合奏をしてらっしゃるようで、最近それがまたいい感じのアンサンブルになってきているんだそうです。通常の展覧会ではひとりひとり椅子に座って静かに監視をする仕事に専念しなくてはなりませんが、今回は来場者に楽器を触ってみることを促したり演奏のやり方を示したりもしているので、いつもとはちょっと違う仕事への関わり方が新鮮であることでしょうし、そういう監視員の方の心持ちや態度が来場者にも伝わるのだと思います。

 

そんなわけで今回の展覧会は展覧会場に人がいて何かの行為をしていることで成立するというところもあるのでお時間あるときにふらっと寄ってみていただけたら幸いです。