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今さらですけど、演劇やダンスのワークショップで何するの?

 

+++前橋にお住まいの親御さんに向けて+++

  

こどもワークショップDAYSのダンシング☆ベレーちゃんにお申し込みをいただいた方とそのお友だちの方とのSNSでのやり取りを拝見して、『えんげきやダンスであそぼう』のチラシではワークショップの趣旨や内容が親御さんには十分に伝わってないんだなというのが今さらながらわかりました。そもそもこのワークショップで具体的に何をするのか親御さんはピンとこない方が多いみたいですね。

 

ダンシング☆ベレーちゃんでは、参加のこどもたちと街中をお散歩気分で歩きながら、行く先々で目にしたものや建物をヒントにダンスの動きを作り、その動きをまねっこしてみたりしてコミュニケーションを深めていきます。

 

ダンシング☆ベレーちゃんの映像ではありませんが、桐生在住の石坂亥士さんたちと「かぐらだぶらプロジェクト」という親子で即興演奏やダンスを楽しむ活動をやっていまして、スタジオでのワークショップの様子がYouTubeにアップされてますのでどうぞご覧ください。

 

 

これは5分でダンスをつくるのを実験的にやってみたものですが、グループのみんなで何をやりたいかを相談して、動きやストーリーを考えました。記憶が定かではありませんが、イモムシが葉っぱをいっぱい食べて、蝶になり鳥になりさらに別のへんてこな生き物になりゴリラにもなり最後は石になって終わるというものだったかと。

 

10/1-2の街中ではいろいろなイベントの人出があるようなのでそういう状況も考慮し、その場その場で見たり感じたりしたものやことや人からヒント得てみんなで即興的に動きを作って踊ります。

 

参  加  者  ま  だ  ま  だ  募  集  中  !!

えんげきやダンスであそぼう<その2>

◎こどもお散歩ダンスパレード(ミニ)

ダンシング☆ベレーちゃん』

10月1日(土) 2日(日)両日とも午後1時&午後3時

小学生対象を年中さんから参加できるようにいたしました。

親子でいっしょに踊りましょう!!

詳しくはこちら↓

https://www.facebook.com/engeki.dance.asobo/

 

 

さて、以下少し長くなりますが、今回の『えんげきやダンスであそぼうについて説明させていただきます。

 

本来このような演劇やダンスのワークショップは公共ホールや劇場の事業として企画されることがほとんです。演劇体験ワークショップの講師をしてもらったなんばししたーず姉妹の南波圭さんと早さんは、今年の夏休みには、それぞれ埼玉と東京の劇場主催のこども演劇ワークショップの講師を努めました。

http://www.kirari-fujimi.com/program/view/488

https://setagaya-pt.jp/workshop_lecture/2016721sengeki.html

 

このように数日から10日間程度のワークショップで成果発表までやるこども対象の演劇やダンスのワークショップは東京や横浜など大都市を中心に数多く実施されていますが、地方での実施も徐々に増えてきています。

 

こどもを対象にしたこのような舞台芸術関連の表現の事業を前橋では市民文化会館(一般財団法人前橋市まちづくり公社)やベイシア文化ホール群馬県教育文化事業団)が実施してくれれば、わたしが企画しなくてもいいようなものですが、これまでもこれからもないようなので、45DYASの助成を得て今回企画してみた次第です。

 

劇場主催の一般公募によるワークショップだけでなく、アーチストが学校に派遣されて、クラス単位や学年単位で同様のワークショップが行なわれています。このようなワークショップを教育普及事業として専門にコーディネートする団体が東京や横浜にはあり、様々な事業が展開されています。

http://www.children-art.net

https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/creation/festivals/performance-kids-tokyo/2160/

http://y-platform.org

 

これらの事業の多くは文化庁の「文化芸術による子供の育成事業」「劇場・音楽堂等活性化事業」として採択されて実施されています。

http://www.kodomogeijutsu.com/index.html

http://www.gekijo.bunka.go.jp

 

少子化により、大都市でも地方でもそれぞれの地域の学校によっては、小学1年から中学3年までずっと同じひとつのクラスで同じこどもたち同士で過ごすことになるこどももいるようです。

 

学校外でも自分からああしたいこうしたいと自分の気持ちや意志を相手にちゃんと自分の言葉で話さなくても通じてしまう人間関係の中で長年過ごしていると、大人になって社会生活をするときに必要とされるスキルが身についていないことにもなります。それを補完するためにもこのような事業のワークショップを通して、自己表現やコミュニケーションの手法を学ぶことができます。

 

先日の演劇体験ワークショップでやったアクティビティのひとつに、スタジオ内にあるものや自分の持ち物からひとつを選んで、それにまつわるエピソートをそれぞれが1分程度で発表するというのをやりました。そのあとにふたり1組になって、そのエピソードを何人かの人が登場する寸劇として創作して発表しました。

 

ある組は幼児から小学3年生までピアノの稽古をいやいややらされていた参加者のエピソードが、本人、本人の父母、ピアノの先生の4人が登場するお芝居になりました。

 

スタジオから街中へ出てからも同じようにそれぞれがこれまでの体験を思い起こすヒントとなる場所やお店などを見つけました。

 

ある参加者はレストランの前を通ったときに思いついた、仕事を始めてすぐのころに母親とレストランに行って食事をしながら仕事の悩みを聞いてもらったというエピソードを題材に短いお芝居を創りました。

 

現在母親はある仕事について数ヶ月になるものの、何かにつけて年下の上司の指導の態度や言葉がきつくて落ち込んでいる。そのことを知らない娘と母親がレストランに行って、初めて母親の悩み事を聞かされ、昔の自分の立場と逆転して、娘が母親の話を聞いてあげる立場になってふたりの会話が進むというお芝居が発表されました。

 

このように南波姉妹が実施しているこども対象のワークショップでも、自分の身近な出来事からお芝居を創作するので、出演者が自分や家族や友だちなどの近しい存在の人たちであることで、演技をするにしても台詞をしゃべるにしても、抵抗感が少なくできるようです。

 

劇場主催の企画で、数日から10日ほどのワークショップの期間でも発表まですることができるのは、そのようなやり方をしているからなのでしょう。それとは逆に何か特定の既存の台本で、その役のキャラクターになりきり、台詞も動きも自分に違和感なくできるようになるには、おそらく長い時間がかかるでしょう。

 

演劇といっても演技の勉強ではなく、自分がものや人を見るときの感性を豊かにしたり、プレゼンのスキルやセンスを学んだり、人の気持ちや話し言葉を理解する力をつける場だと思っていただければよろしいかと思います。

 

小学生も何かと忙しく、長期間かけてやることで欠席になりがちになるリスクもありますし、中学高校になれば部活や受験も加わり、さらに時間がとれない状況にあるようです。

 

ダンスではバレエやストリートダンスなどはこどもの習い事として人気がありますし、こどもタレント養成スクールに通わせる熱心な親御さんもいるようです。

 

そのどちらでもなく、どこのどんなこどもでも平等に受けられる公共の教育普及事業として、もっと前橋や群馬でこのようなワークショップが実施されることを願って今回は企画いたしました。

 

とは言え気難しいことではなく「えんげきやダンスであそぼう」が企画のタイトルですから、お気軽に親御さんにはこどもさんを参加させていただきたいところですが、まだそのことのご理解がチラシの情報では十分に伝わっていないようで残念です。