「いつもの時間」〜昨日から今日、そして明日へ〜

 1週間の稽古を経てoff-Nibrollパフォーマンス公演「いつもの時間」の本番の日となりました。稽古初日には6名だった出演者が少しずつ増えて、本番では中学3年の男子からご年配のご婦人まで10名の出演者が、アーツ前橋の地下のギャラリーに登場します。この場所は現在展覧会をやっている1階のギャラリーの真下にあって、吹き抜けから見下ろせるところです。

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 3月の内覧イベント『あるくことからはじまること』における「音楽+ダンス+演劇の時間」では、地下のギャラリーのあちこちで行なわれたパフォーマンスの最後に、この場所で水谷晃さんがバイオリンの独奏をしました。そしてアンコールの曲で水谷さんのまわりを子どもたちがスキップして回り、来場者を1階へと導きながらギャラリーの外での市立前橋高校の吹奏楽部の演奏へとバトンタッチしました。

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                         photo: KIGURE Shinya(2枚)

 

 3月のときも今回も、偶然なのか必然なのか、「時間」に関わりのあるパフォーマンスになりました。わたしは普段の思考のテンポが♩=60以下と、わりとゆっくりなのですが、稽古での矢内原さんの矢継ぎ早に進める演出のテンポは♩=120以上で、その思考の早さにわたしの頭はフル回転で、なんとか追いつこうとしておりました。本番では自分の身体に落とし込まれたものが、どんな時間の流れの中でふたたび生まれてくるか、そのあたりを他の出演者(みなさん個性的!)の声や身体の動きを感じながら楽しんでみたいと思っております。どうぞみなさんにもできればその時間にお立ち会いいただければ幸いです。パフォーマンスは3日19:30開演です。http://www.artsmaebashi.jp/?p=1939