9月9日(土)舞踏と演劇2本鑑賞
前橋三中の後輩の松原東洋くんが中之条の神社の神楽殿で舞踏を踊る。なんかちょっと心がくすぐったくもありつつ白塗りの東洋くんの姿を目で追う。Makoto氏制作の白い「人間の抜け殻」との対峙。東洋くんとわたしはだいぶ年が離れているけれど、まさか同じ中学の後輩に舞踏家になった奴がいたとは4年前までつゆ知らず。そして石坂亥士さんの神楽太鼓と蝉の音がいい塩梅に神楽殿を囲む杉の木立に混じり合う土曜の昼下がり。日曜も午後4時と6時に。
http://nakanojo-biennale.com/event/codice-n-b
午前中は群馬会館にて高校演劇の地区大会初日の一番手に登場(9:20開演!)の共愛学園の「シェルター」を観劇。男子演劇部員によるオリジナル作品。前作同様例によって一頃のチェルフィッチュのような動きをしながらの男子女子のモノローグが続く。一転ひとりの女子が登場し舞台中央で今度はカラダを動かさずひじょうにゆっくりと台詞を話す。こんなシュールな作品を創った彼は上演を部員に託し現在カナダに留学中らしい。帰国後は英語で脚本を書くのだろうか。いや書いてほしい。上演もしてほしい。
http://gunkouen.fan-site.net/ken/tiku/chu.html
中之条から帰って一休みして、午後6時からレンガ蔵にて今度は大人の男女の芝居。幕間の休憩時間に淡々と連絡事項を伝えるスタッフさんの物言いで現実にもどされる。女性国会議員のプライベートな不倫問題を大げさに報道するマスコミに惑わされるよりも、ディープな男女の物語の世界に身を置くほうがどんなに豊かな時間を過ごせることだろう。フィクションと現実のどっちに真実はあるのか。舞台美術と小野田賢三氏のインスタレーションとの対比も見どころのひとつ。レンガ蔵での芝居は日曜は午後2時から。
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