藤圭子の衝撃

前橋育英優勝で前橋市民が沸いた日の深夜
藤圭子の歌を聴こうとYouTubeのサイトを開いたら
トッページにAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」の
PVがあったのでなにげにみてしまう
 
 未来は そんな悪くないよ    とか

 人生 捨てたもんじゃないよね  とか

 世界は愛で溢れているよ     とか
 
うら若き乙女たちが微笑みながらそんな歌詞を歌っているものだから
でれ〜っとして癒された気分にもなる
 
がしかし現実にもどって藤圭子の歌を聴く
「圭子の夢は夜ひらく」は彼女が19才の時にリリースされた曲らしい
この映像は何才のときのものかわからないけれど
この整った顔立ちとこの声質とこの歌唱力には
今さらながらうなってしまう
 
五木寛之は1970年の彼女のデビューアルバムを聴いたとき
これは『演歌』でも『艶歌』でもなく『怨歌』だと衝撃を受けたらしい
 
娘の宇多田ヒカルは母親の魂を受け継いだかのごとく
ソウルフルな楽曲とボーカルで一世を風靡した
 
今はまだグループアイドルが全盛だけれど
またしばらくしたらソロの歌い手が広く人気を得るような時代が来るんだろうか
 
にしても
夢は夜ひらく
 
合掌